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40から美人

心と身体の硬さは美しさの敵

 精神的な緊張や何かに集中している状態というのは、交感神経が緊張した状態で、胃の働きが悪くなり、イライラ、のぼせた、不眠、頭痛がおきたりします。
 また、こういう状態は頭があまり動かず静止しているので、これが長く続くと首や肩の筋肉に静的労働といって常に緊張を強いることになり、筋肉疲労がたまり、血行が悪くなり筋肉が硬くなります。
こうなると首から上の頭部へ通じる血管や神経を圧迫しますので、当然顏色が悪くなったり血行障害からシミやしわ、にきび、ふきでもの、お化粧のりが悪い状態がおきてくるのです。
 さらに、加齢などによっても体の柔軟性が失われ、特にハムストリングという太ももからふくらはぎにかけて足のうしろ側の筋肉が硬くなり、前かがみや座った姿勢などで背中の筋肉に無理がかかります。これにより背骨が正常なカーブを保てなくなり、姿勢が悪くなり全身の筋肉や内臓にも影響が及びます。特に腰痛や肩こりがおきやすくなります。
 
解消法

1)心をやわらかくする
 心の問題があったら、前向きにあたり、それを解決することが先決です。自分だけで出来なければ近くにいる親しい友人や家族の力を借りる事も考えてみましょう。
 呼吸法とメンタルトレーニングを合わせた心理療法や自己暗示療法、同じようなトラブルを抱える者同士が行うグループメソッドなども取り入れると効果的です。
 自分で出来る方法としては、良くなる悩みが解決するイメージを自分自身に植え付ける。つまり「だんだん良くなる。だいぶ良くなってきた。軽くなる。よく眠れるようになる。楽になる。」などのような回復に向かういい印象を与える言葉を自身で発し、心地よくゆったりと広々としている風景などのイメージを思い描き、これを繰り返す事により潜在意識化にすり込みます。
 また、客観的に自分のおかれている状態を分析・観察・把握し、対処法を自ら見つけ出すために、毎日の行動や思ったことなどを文章にしたり、アロマテラピーや入浴法、温泉療法、気分を変えて旅行などしてみるのもいいでしょう。
經絡図
2)効率的な呼吸をする
 肋骨(胸膈)を広げ、横隔膜を下げ肺(肺胞)を十分膨らますことで、効率的な呼吸が出来るようになります。いわゆる腹式呼吸といわれるもので、これによって血中に酸素を多く取り入れ、細胞を活性化できます。これを可能にするためには、胸膈を広げるための筋肉や靭帯が柔らかく、ある程度の筋力がなければいけません。ストレッチ体操や筋力アップ、有酸素運動、腹式呼吸や発声法のトレーニングが必要です。
 自分で出来る方法としては、仰向けに寝た状態で全身の力を抜いて、胸膈を広げ空気を目一杯溜め込んだ状態でゆっくり少しずつ歯の間から漏らすように息をはいていきます。
 その際、慣れてきたらあくびのような力が入らない声で、柔らかくした全身に共鳴させるように響かせるようにお腹の底から出してみます。
 この方法を習得すると、頭がさえ、心が安定し、しかも熟睡でき、すばらしい目覚めを体験できるようになるでしょう。

3)血行を良くして血液を全身にめぐらす
 全身の筋肉を適度に動かし、血管の圧迫・弛緩を繰り返すことで血液の運行を助け、心臓にかかる負担を軽減します。特に関節部の運動が効果的で、動脈により全身に巡らされた血液が関節やその周りに付いている筋肉を動かすことで、静脈に付いた弁により重力に逆らって血液が心臓に戻されるのを助けるのです。こうして血液循環をよくし、温められた血液を上下均等に巡らすことで冷えを防止し、全身の肌がつやつやになり、便秘やむくみも解消され、皮膚にうるおいと張りが出てきます。
 表面からいくらマッサージしても効果が持続しない場合は、身体の中が冷えていることが考えられます。その場合は、背骨の両脇指2〜3本横にあるツボを刺激することで、脊椎神経の支配している内臓の調子も整いますし、手足の先まで刺激が伝わりますので、身体の中から温まってきます。パートナーに協力してもらい3kg程度で3秒間の繰り返しで首からお尻までの背中をゆっくり指圧してもらいましょう。
さいごに

 40歳代というのは、人生の終着が何歳になるか?によっても違うと思いますが、東洋的な見方をすれば、季節でいえば秋。つまり”青”の草木が伸び栄える青春時代が過ぎ、”赤”の朱夏時代に入って人生を謳歌し、最高潮に達し、やがて熟成され無駄な葉を落として結実し”白”の白秋時代に入ったところでしょう。秋は自然の働きからすれば、硬く収斂(しゅうれん)する時で、東洋医学でいう五臓では肺にあたります。
 その後に続くのは”黒”の玄武の時代で、この境目には「天門」とよばれ、命の元になるものが生じるところであり、全ての始まりのところとされています。経絡という全身をめぐる気の流れも、ここから始まりここに終わるといわれ大変意味のある位置になります。
 ですから、ここをいかに大事にすごすかが、自分にとっても家族に対しても重要なのです。
四季と時刻