得意とする治療

得意な疾患

養生法

注意:当資料は成田市が毎年開催している「健康・福祉まつり」において酒井が講演したものです<無断転載禁止>

7-2.jpg江戸時代の儒学者『貝原益軒』が書いた本で、健康長寿の秘訣を説いています。

ここには「色欲を慎み精力を蓄え、正しい睡眠をとり、食いすぎず、座ったり寝たりしないでよく運動をしなさい!そして自分で導引(マッサージ)しなさい!そうすれば鍼・灸を使わないでも、食事がおいしくいただけて、気血の滞りもなく、病気にかかることもなく健康で長生きできます」 と書いてあります。

かなりいいことが書かれています。現代に合っていない部分も多少はありますが、これが実践できれば無病息災が叶うでしょう。

もう少し詳しく書くと、

「養生の術は先ず心気を養うべし。こころを和(やわらか)にし、気を平かにし、怒りと欲をおさへ、うれひ、思ひを少なくし、こころを苦しめず、気をそこなわず、是れ心気を養う要道なり」養生訓 巻一 総論上より

「又、臥すことをこのむべからず。久しく眠り臥せば、気滞りてめぐらず。飲食いまだ消化せざるに、早く臥しねぶれば、食気ふさがりて甚だ元気をそこなふ。いましむべし。酒は微酔にのみ、半酣をかぎりとすべし。食は半飽に食らひて、十分にみつ(満)べからず。酒食ともに限りを定めて、節にこゆべからず」とあります。

また「又わかき時より色欲をつつしみ、精気を惜しむべし。精気を多くつひやせば、下部の気よはくなり、元気の根本たえて必ず命短し」千金方に曰く「20歳では4日に1回泄(もら)す。30歳では8日に1回泄す。40歳では16日に1たび泄す。50歳では20日に1回泄す。60歳では精を閉じてもらさず。もし、体力さかんなれば1月に1回もらす」などと房中術についても書かれています。

私がたまに講師を頼まれる(学)関東医療学園 関東鍼灸専門学校では東洋医学の基礎理論を重要ししており、四書五経の一部を教えています。人も自然の森羅万象は一定の摂理の元に育まれていることで陰陽・十二支などと季節を合わせて命の生き死にを示した図で説明しています。

7-3.jpg人も内なる自然を知り、季節(四時)に応じて生活すればいいということなのです。しかしながら、最近の科学で東洋医学の理論を説明しようとすると、少々問題もあります。昔と今では人の成長速度も違いますし、生活習慣も異なっています。
ですから、時代に合った暮らしというのを考えたうえで、自然のエネルギーを最大に得られるよう実践をすることが生命力をつけることになるのではないだろうかと私は考えています。

 

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