治療の流れ

治療の手順

東洋医療では「望・聞・問・切」といって、患者様の顔色、声の調子や張り、匂い、身体に直接触れて調べる脈、舌、お腹などを診て、いろいろお聞きしたりして得られる総合的な情報を元に体質、病気の現在の状態を把握し、過去を予測し、今後の変化を推測します。
病気とは生活習慣や性格、環境因子など様々な原因によっておこりますので、それらを正確に探るのは大変難しいのです。1回の診療で全てを把握することができるかどうかわかりませんが、玄関から待合室へ入られるところの観察から始まっており、診察台への乗り降りやしぐさなど細かく動作を観察しています。
ご希望の治療内容によっては事前に専用の問診表に記入していただいたりもします。病院から出されているお薬などによっても病状や体調が変化しますので、服薬されている方は、おくすり手帳を持参願います。

必要な部分だけ出れば治療ができますので、厚手のコートとかしわになるのが嫌な上着などを枕元のかごに脱いでいただきます。専用の患者着などはありませんので、全身的な治療が必要な場合はトレーナーやパジャマのような着替えを用意された方がいいかもしれません。

治療に使用する鍼は、直径が0.16mmからのものでかなり細いものを使用しますのでほとんど無痛です。ただし、治療効果をあげるために「響き」と言って悪い部分を刺激した時に生じるにぶい鈍痛というか重だるさのような感覚を与えることがあります。この感じは人によっては「痛気持ちいい」といって指圧で強く押されたような快感のように感じるかもしれません。いずれにしろ、強弱は患者さんにその都度お聞きしながら体質や体格を考慮して調整しますので、怖いことはありません。ご安心ください。

後の残らない温かさを感じる程度で全部燃やすのではなく温かくなってきたら途中で取ってしまうものや台座の付いたせんねん灸のようなものと、米粒の半分程度の少し熱い普通のとありますが、いきなりお灸をするようなことはありません。事前に説明をしお断りしたうえで、怖かったらお試し的に糸のような細いのをやってみたりして、合意が得られてから行います。

鍼に微弱な電気を通電します。乾電池で作った程度の電気ですから感電といった心配はありませんし、むしろ筋肉がピクピク揉まれるような感覚で気持ちいいものと思います。ただし、人によってはこのピクピクするのが苦手とかペースメーカーを心臓に入れている方もいますので、そのような場合は言っていただけば別の方法で行います。また、皮膚の浅いところへ0.数mmの鍼をテープでとめて持続的に軽刺激を与える皮内鍼と呼ばれるものを張ることもあります。 特に花粉症は鼻周辺の特効穴に貼っておくと効果が持続します。

鍼の他に超音波治療や温熱療法など病気に効果があると思われる物療機器を各種使っています。 そして、患者さんにとって一番いい早く治る方法で治療します。

通常、病院や薬局で症状を聞いただけで処方される場合がありますが、体質に合っていなかったりすることもあります。漢方薬とは傷寒論という書物に基づいて患者様の脈を診てお腹を触診し、舌をみたり症状をお聞きして「証」をたてます。 当院では、漢方薬を併用した方がいい場合は、ご希望をお聞きした上で併設している漢方薬店で体質に合った漢方薬を相談の上でお決めいただけます。また、専門性を必要とする病気などに関しては漢方医(病院の医師)をご紹介し、連携して治療にあたります。