得意とする治療

得意な疾患

動物鍼灸

動物の鍼灸(はり・きゅう・マッサージ)治療

 昔から動物も人間もツボは似たり寄ったりなので、動物への鍼灸(はり・きゅう・マッサージ)治療が行われていました。父(前の院長)は数々の有名な競馬馬を生み出した千葉県三里塚で開業していた頃は、病気になった家畜の相談を受けていたことも多かったと言っていました。それほど大事にされているということですね。

 本業はあくまでも人間ですが、問合せや治療について知りたいという希望が多くあります。日本で動物に鍼灸やツボを応用した病気治療をしているところがまだ少ないようです。そこで、私が最初の頃携わるきっかけになった動物の治療を少しだけ紹介させていただきます。また、自宅でできるセルフマッサージの指導のようなものもしていますので(ご自身の治療の際にでも)お気軽にご相談ください。

注意鍼灸治療は動物の病気(障害)の種類と程度によっては大変効果的です。しかし、鍼治療は獣医師法に触れますので当院では院長が直接患犬に対して治療を行うようなことはありません。

動物への鍼灸治療

 以下でご紹介しているのは自宅の飼い猫や、獣医師の先生と共同で治療方法の検討を行い、獣医師が診療に当たったものです。出来るからといって鍼灸の免許や人間の病気に関する知識しかない鍼灸師が、獣医師の監督の下であろうが、治療費をいただくいただかないから等々の理由があろうが、安易に動物へ治療するのは危険ですし違法行為ですからやめてください。

※獣医師の先生方へ

お近くで開業されている獣医師の先生お力をお貸しください。このページを見て全国からお問い合わせが多く、遠い場合お断りしているのですが、鍼治療が有効な場合が多く、飼い主様の気持ちが分かるだけにお役に立てないことが心苦しいのです。近くで鍼治療をされている動物病院があれば、問い合わせがあった時には、そちらにご紹介させていただきたいと考えています。多くの方が希望されているにも関わらず、治療を受けられる動物病院が非常に少ないようです。ご協力いただける獣医師の先生がいらっしゃいましたら連絡をお待ち申し上げております。

研修をお受けいただいた先生方を中心にペットクリニックのご紹介をさせていただいています。 Click!!

治療を希望される飼い主さんは、まずはこちらから検索してみてください。ちなみに「注射がうてる獣医師であれば、1日もあれば鍼治療はすぐに出来るようになります」と言っています。鍼灸学校でも国家資格を取るためだけの座学が主で、実際の鍼灸治療はほとんど教えていませんから。

高い研修費を支払って長期にわたるセミナーを受けなくても、基本的な知識と実践のなかでつかんだ経験さえあれば、多くの患犬(猫や兎などのペット)を治療することは可能です。手術というチョイス以外にも「鍼灸」という選択肢があり、それを使える獣医師がたくさんいるという環境を願って動物鍼灸の普及に勤めています。是非、ご協力をお願いします。

我が家の飼い猫への治療

子供が拾ってきたこの子(キシンと命名)は、たぶん原因は交通事故だと思うのですが、前後足を完全に骨折しており、行きつけの獣医さんでは手術を薦められ、完全に直る確率は低いと告げられました。そして、あまりにも小さかったため迷いましたが獣医さんのテーピングと私の鍼治療で治すことにしました。

当初獣医さんにはテーピングにしても最低3週間は必要と言われましたが、鍼治療と併用することで12日で骨がつながり、その後間もなく元気に10mもある崖を上ったり木の上から飛び降りたりできるようになりました。

富里七栄の下半身麻痺のワンちゃん

12年(人で64歳相当?)オス。レントゲン検査では椎間板に特に異常は見受けられなかったが、前立腺肥大が発見されたのでその治療も合わせて行われているとのこと。
腰痛を主訴とし、腰椎と仙椎の変性疾患で、椎間板ヘルニアの診断がくだりステロイドと鎮痛剤が投与されるが症状の改善はない。
最近特に腰痛の症状が悪化し、寝てばかりでおしっこと緩い便が垂れ流し状態。起立時に泣き叫ぶのと排便時非常に苦しがるとのこと。体重が2.5Kg減少している。
成田市内の獣医師の先生と来られて、先生と相談しながら治療を行いました。

内容は腰椎と仙椎にかけて両側への刺鍼と通電および超音波による治療。一診目で立ち上がり時の痛みが緩和してきたような感じがあり、排便時も鳴いて苦しそうなことは無くなったとのこと。二診目以降、両後ろ足の冷たさが取れる・・・が、下半身の麻痺は相変わらずで膀胱直腸障害もあるので自宅施灸。残念ながらこの子は7月22日に亡くなっています。でも、少し楽になったのではないかということと最後まで何かしてあげられたということが唯一の救いかと思います。

高熱によると思われる原因で下半身麻痺に鍼通電と自宅施灸にて治療

麻痺は下半身だけなので、元気すぎて引きずって歩くので、すっかりお尻の皮が磨り減ってしまったワンちゃん。

治療開始していくらか元気になるも麻痺は思うように回復せず。車椅子を自作されてリハビリ中。

1回の治療で麻痺が回復したミニチュアダックス

柏から来られたこの子は獣医師さんからの「病状経過報告書」によれば、
犬種 ミニチュアダックスフント
生年月日 平成12年12月25日 性別 去勢済みオス
病状経過 平成18年2月25日 お腹を触ると嫌がるとの主訴で来院。各種神経反射は正常で、第4腰椎の右側で痛み出現。レントゲン上では顕著な変化は認められなかったが、椎間板疾患を疑いステロイドの内服と安静指示。
同日夜間 歩いていたら急にキヤンと鳴いて後肢を引きずるとの主訴で来院。
その時点で両後肢のCPが消失。DPは正常。椎間板疾患の増悪を疑い注射治療を開始。
2月26日 状況はあまり変わらず。排尿は自力で可能であった。安静指示と注射治療続行(ステロイド・ビタミンB・抗生剤他)、この日からレーザー照射を開始。
2月27日 下痢便が出た。神経反射は変わらず。改善が乏しいので東京大学外科の予約を入れたが、4月10日であった。止寓薬を追加。
2月28日 左後肢のCPが少し回復してきた。DP・跳躍・踏み直り・膝蓋腱反射は左後肢正常、右後肢はCP・跳躍反射は消失。

飼い主様の希望により針治療を開始。(腎ゆ)以後同様治療を行っている。
3月4日現在、左後肢のCPは回復しており、あと1週間は治療継続する予定である。
というご報告を受け当院で鍼治療開始。来院時は両足を引きずっていた。
1回目の治療の直後、左右下肢のCP回復。自立歩行が可能になる。
2回目に来院された時は、既に立ち上がれるので押さえつけるのに苦労するほどの回復。その後も順調に回復するが、両膝の障害(不安定性)があり、4診目から膝関節の治療を開始。安定してきたので手術をするかどうか思案中で治療を継続していましたら、今ではすっかり筋肉が付き安定・回復しました。たまに予防を兼ねて様子を見せに来てくださるのですが、駐車場で車から降りると脱兎のごとく玄関に飛び込んできます。

その後の症例報告

写真上の二人は獣医さん下の段の方は飼い主さんです。つづきは「日本動物鍼灸治療研究会」で詳しく紹介させていただいています。

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