スポーツ障害
オーバーユースによる障害やフォームの悪さが原因でおこるスポーツ障害を多く見てきました。最近は健康になるためにスポーツを始める中高年も多く、地元のランニングやトライアスロンのクラブで共に活動しながらフォームを観察しお互いに観察し、矯正などに取り組むようなことをしています。
治療だけでは十分な結果を得ることは難しいのです。やはり、原因から探っていかなくては根本的に治したり、再発を予防することはできません。
太もも(ハムストリング)の肉離れは選手にとって致命的ともいえる悲惨な状況に陥ることが多いです。しかし、焦って練習を早期に再開すると再発する恐れもあり、慎重にかつ丁寧なケアが求められます。通常、一定期間の休息後は無理のないストレッチを開始し、徐々に筋肉の柔軟性を高めていきます。筋力と柔軟性を同時につけていかないと、無理がかかって断裂を起こしますので、気をつけてください。
肉離れを起こした筋肉はその部分が細くなっていたり、引っかかりやコリコリした部分があります。鍼灸はその部分に刺激を加え、時に組織を破壊しつつ再生を図ります。
抗加齢(アンチエイジング)とスポーツ
健康のため気力維持(アンチエイジング)のために近所をランニングをしています。Googleマップを利用してどこを走ってきたか確認しながら、いくつか組み合わせて体調をみながら距離を伸ばしています。
夜明けとともに走りだし自然の中に身を置いていると、様々な気づきがあります。身体と対話することも大事なことではないでしょうか?走っていて感じるのは「人の細胞は常に生まれ変わっている」ということです。筋肉痛と回復を繰り返すことで実感できます。運動することで健康になり、医療費を抑えることもできます。肩こりも腰痛もなくなります。
仕事のストレスだって汗とともに外へ出ていきます。筋肉量が増え基礎代謝率が上がり体脂肪が燃焼します。運動すれば余計な脂肪は付きませんから、好きなものをいくらでも食べられます。メタボなんてありえません。いいことづくめです。もちろんやり過ぎや無理は禁物ですが。
興味のある方は是非私たちグループの練習会や大会などに参加してみませんか?詳しくは「がんばり千葉スポーツ情報館」へ>>
そういったいい習慣を一生継続できるように鍼灸師はお手伝いすることができると考えています。

故障したからといって止めてはいけない!のか?止めたほうがいいのか?
このテーマは、そのうち何か書こうと思っているが、今言えることは怪我(障害)を過剰に恐れるな!ということです。筋肉疲労は筋肉にできた傷によっておこり、48時間程度で修復され、より強い筋肉に生まれ変わるし、骨は加えられた体重などの圧力によって細かいヒビが入り、より強固なものになります。無重力空間で数日活動すると骨がスカスカになることからもお分かりいただけると思いますが。
つまり、人の身体は適度な無理(ストレス)をかけることで健康を維持できるのです。運動によるストレスを加えると、古く劣化した細胞は痛みを発し死滅し、より強固な細胞に生まれ変わります。怠惰な生活や身体を大事にしすぎると弱くなります。だから自らの身体を苛めてみるのもいいのではないでしょうか。
ちなみに私も昔バイクレースで痛めた古傷が膝にあります。ですからフルマラソンを走ると多少腫れてきますので自分で治療しています。大概1回の治療で回復。家内もママさんバレーのチームに入って週に2、3回練習に行っているのですが、メンバーがよく治療にみえます。ゴルフ、競輪、野球、相撲、サッカーなど様々なスポーツでプロ選手も治療やコンディショニング作りで、また海外遠征の際にもお立ち寄りになりますが、速効性という点では鍼治療は優れています。
スポーツに適・不適ってあるのだろうか?
人は弱気な生き物です。自分のこと言ってる?って、そうかもしれません。極端な見方ですが、大体大きく分けて人は二通りの性格で分類できるような気がします。だから何なんだ!って話ですが「継続は力なり!」で元気で長生きするにはスポーツを続けることは絶対必要なことで、その 理論は後回しにして、自分に合った楽しく続けられるスポーツを選ぶ必要があるように思います。
- 最初から止める口実を考えているマイナス思考の性格
寒いから、痛いから、疲れたから、冷えるから、骨に悪いから、歳だから、女だから、心臓が弱いから、ひざが悪いから。。。きりがないですね。確かに、それらは事実かもしれませんし、やめる勇気が必要な場合もあります。ですが、多くは自分の弱さから出てくる止めるための口実で、最初から用意されていたりします。だから長続きするわけがないのです。
こういう方は何かに依存する傾向があるように感じます。自分自身に対する自信のなさや、弱さゆえなのでしょうが。 - そのうちどうにかなると考えて無理をしてしまうプラス思考の性格
雨にも負けず風にも夏の暑さにも負けないで一生懸命やるタイプ。集団で行動するのを苦手とし、強い自己をもっていたりするので頑固ととられることも多い。実は内面はナイーブで孤独だったりする場合もあるので熱中することで弱さを振り払おうとしているかもしれない。ついつい無理をするので失敗したり怪我をすることも多く、熱しやすく冷めやすい傾向が見られることも。そうなると結局、長続きしなかったりする。
ジムについて
私が以前通っていたジムは車で7分ほどの場所にありました。最初、患者さんから「いつでもお風呂やサウナに入れるところという感覚で気楽に行ったらいいんだよ(笑)」と勧められたのがきっかけで通いだしました。風呂好きの私にとっては、かなりハマったお誘いでしたね(笑)。考えてみれば月7000円程度で風呂利用し放題なわけですから、月に10回行けば、それだけで十分元が取れる計算になります。じゃ、試しに入会してみるか!とそんな安易な動機だったんです最初は。ちなみに上記のパターン分析で言えば、 ジムにおいて見られる傾向としては、、
- 集団で行動することが多く、教室へ参加し皆さんと仲良くといった傾向がみられ。
あるいはジョーバに座って揺られながら楽しく本を読んだりテレビを見たりしている方たちも多いように思います。
しかし、脂肪を燃焼させたい(痩せたい!)と思っているとしたら、やり方が間違っているのかもしれない?と思いつつ眺めています。詳しくは後ほど書き足していきましょう。 - 一人でしかめっ面をし黙々と筋トレなどに励み、きつめのウエイトをかけて息を切らせている。ランニングマシーンでは汗をかきながら速いスピードで駆けている方々かな?
スポーツ選手に対する鍼
プロの選手、特に競輪やスピードスケートの場合、一般の方と比べると数倍も太く強靭です。しかし、筋肉の左右差が出てしまうことでバランスを崩してしまうことがあります。筋肉管理とバランスにはとても気を使っています。そこで鍼で血行を促進したり、緊張を緩めたり、筋繊維を太くしたりして修正をしています。

新体操に鍼灸が有効!
全国的にみて、千葉は新体操が盛んです。そして鍼灸を利用している方が多くいます。新体操で一番多い障害は筋腱のオーバーユーズ(使い過ぎ)によるものと関節部位の炎症などです。
筋肉や関節の痛みはすぐに取れ、柔軟性が高まり関節可動域が広がることです。
- 足底筋膜炎足を着くと激痛が走る。飛んだり跳ねたりといった負荷は下肢の筋肉に過大な負担がかかります。特に足底は痛めやすく、ストレッチなどを行っても痛みがなかなか取れません。このような場合、当院では直接足底の筋肉に鍼を刺し通電を行った後に超音波を行います。足の底は痛いだろうと思われますが、刺入時の手技(テクニック)により痛みはほとんど感じません。
- 股関節痛新体操では通常の可動域を超えて関節を開きます。当然、疲労などで筋肉が硬くなっていたりすると関節周囲に付いている靭帯等を痛めます。
当初炎症が生じますが、数日すると靭帯は硬くなり、そのために痛みを発します。このような場合、鍼をすることで柔軟性が回復し痛みが取れますので、治療後困難だったポジションをとってもらうと容易に動くようになります。かなり即効性があります。 - 腰痛や背部痛体幹の筋肉を多く使いますので、当然背骨を支えている筋肉に過大な負担がかかり痛みが起こります。
練習によって筋肉が発達強化してくれば痛みは消えますが、短期的に筋膜の炎症や背骨の際に付いている靭帯の炎症などにより強い痛みが出ることがあります。発生間もなくだったら氷で冷やしたりテーピング等もしますが、鍼をしてしばらく安静にしていると回復が早まります。 - その他適応するケースはたくさんあります。特にメンタル面でいい結果が出ています。
私は選手に帯同することはしませんが、海外に飛びたつ前に必ず寄って下さる選手も多いです。協会派遣の選手などは専属のトレーナーがいますので、個人的に内緒で治療したりケアしたりしています。今は世界中何処にいてもスカイプとか、メールが使えますからね。便利になりました。 - 円皮鍼とキネシオテープで効果持続毎年行っている富里のスイカロードレースや成田POPランなどのマラソン大会の選手達に鍼を行っていますが、円皮鍼という丸いテープに1mm程の細い鍼が出ているものを使用します。施術前にストレッチをしていただき、どの程度曲がるのか、どこら辺で痛みを感じるのかを調べ、それらを改善するために経絡や筋肉の層に沿って円皮鍼を何枚か貼ります。施術後同様の動作をしていただくと、改善されていますので気持ちよく走れますし、貼っていない時と比べて疲労回復が早いようです。
フルマラソンの時などは30キロ付近からの減速が生じにくいという声も多くいただいています。メンタル面でもいい効果があるのではないかと私は思っています。
お勧めのマラソン大会
- 28回佐倉朝日健康マラソン大会
主催:佐倉朝日健康マラソン実行委員会 - かすみがうらマラソン:兼国際盲人マラソンかすみがうら大会
主催:かすみがうらマラソン大会事務局 - 富里スイカロードレース大会
主催:富里市 - 成田POPラン大会
主催:成田市 - いすみ健康マラソン
主催:いすみ市 - 南房総市ロードレース千倉
主催:南房総市 - 館山若潮マラソン
主催:館山市 - 成田トライアスリート主催
成田キッズトライアスロン教室
成田キッズトライアスロン