得意とするもの
アトピー性皮膚炎と花粉症
アトピー性皮膚炎や花粉症は「肺の病気」
「肺は皮毛をつかさどる」と東洋医学の古典に書かれており、肺は皮膚を支配しているとされています。
子供のころからアトピー性皮膚炎や各種のアレルギー疾患で辛い日々を過ごしている方々が多くいます。様々な治療法を試されているものいるものと思いますが、体質を基から変えると同時に異常な興奮状態にある過敏性を改善しない限り、その場しのぎに過ぎないのです。子供の場合などは1回のツボ指導で自宅でお母さんに毎日手当をしたいただくことで改善することも多いです。ぜひお試しを。
アトピー性皮膚炎とは皮膚の異常な状態が常態化したもので原因は様々です。また自身の身体や心の問題も関与しているので施術や対処法は多岐にわたります。遺伝的な要素もあるので家族でいらっしゃることも多く、鍼灸施術と同時に生活指導から食べ物で気を付ける点や保湿剤の作り方、入浴法、呼吸指導、運動などについてもたくさんお話をさせていただいています。
少しお話しますと漢方や鍼灸ではアトピー性皮膚炎は五臓六腑の「肺の虚」とみています。季節でいえば秋は肺が支配し、この時期肺に虚があると症状が出やすくなります。白秋という言葉がありますが四季を色で分類し肺は白に該当します。皮膚の色が白過ぎると肺の虚を疑います。
さらに肺を子に例えると、その母は「脾胃」にあたり内臓を調えることも重要です。気血水の流れを正しくし、五臓(全体)を調える施術が必要になります。
また喘息などの呼吸器疾患も肺の虚です。暖かくなると急に増える花粉症は仕事にも支障をきたしQOL(生活の質)を著しく損ないますが、これも同類の不調と捉えています。