院長コラム

院長のよもやま話

顔面神経麻痺は3日で治る?

私の好きな韓国ドラマに「ホジュン-伝説の心医-」というのがあります。
これは東医宝鑑という東洋の医学書の編纂をし、患者さんに真摯に命がけで向き合った伝説の医師のお話です。

先日テレビ東京で放映されていました。

38話で顔面神経麻痺の治療について出てきます。病名は「口眼喎斜(こうがんかしゃ)」といいます。この中でホジュンはこの病気は3日で治ると言いきっています。しかし、その患者は鍼治療の直前に食事(暴飲暴食?)をしてしまったために1日伸びて4日になってしまったという話。

ですが実際、顔面神経麻痺の鍼灸治療は3日ではなかなか難しいと思います。発症直後に鍼灸治療を開始すれば、毎日治療して3日もあれば見た目は麻痺していると分からないほど改善するケースも多々あります。しかし、口を尖らせたり口唇を横に広げたりウインクや額にシワを寄せるような動作をしてもらうと左右同じではなかったり、患者さん自身が感じる皮膚の感覚(麻痺した違和感)が少し残りますので全てがもとに戻るまでは少し時間が必要でしょう。

とはいえ、このような形で顔面神経麻痺の鍼灸を紹介されてしまったので、私としても意地があります。それに近い日数で何とかしたい!!と考え頑張って治療にあたっています。

最近では、鍼と超音波の治療で発症直後であれば4~5回で回復するケースが5割以上になってきました。長くても10回ほどでしょうか?

発症後、半年とか数年経過している場合でもある程度回復していますし、変化する可能性も十分あるので、諦めないでお試しいただけたらと思います。

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